ワールドカップ世界一周南アメリカ音楽

クイアバのバーで事件が起きたとワタクシの中で話題に

2014/06/25 2014/11/15

日本戦がすべて消化した今、今後はリオへと向かう。その前に... コロンビア vs ウルグアイのチケットが高く売れることを知る。なんでも700ドルでもいいから欲しがってるコロンビア人がたくさんいるんだとか...

それを聞いてコロンビア人に譲ってもいいかなって気持ちにもなってきた。だからチケットセンターのあるクイアバのショッピングセンターへと足を運んだ。そしたらもうクイアバでは試合がないからクローズになってることを知る。

チケットが手元にないと売ることは出来ないし... パスポートがないとチケットセンターで引き換えることも出来ない。これはリオに試合を観に行けということなのかな？

航空券を調べてみると間に合う便がすべてフル！AZUL も GOL も TAM もチケット自体がない... これはもう AVIANCA パイセンに頼るしかないでしょう。

それで調べたらブラジリア → リオのフライトが4席残ってた。ソッコーで確保してブラジリアまで20時間のバスで戻ることに。フライト時間に合わせてバスに乗るから今夜はクイアバで過ごせる。

最後の夜をどうしようかと悩んでたら戦友、考明くんから飲もうと連絡。昨日のコロンビア人が騒いでたところのバーで飲むことになった。そしたら Dj もいるバーでおしゃれに Deep House なんかが流れてた。

コロンビア人もまだクイアバに残ってて店内のほとんどがそうだった。チケット持ってないか？チケットを売ってくれないか？って攻撃がすごいｗやっぱりコロンビア人はリオのチケットを欲しがってるようだ。

面倒だから持ってないの一点張りでその場をやりすごす。酒もほどよく入って音楽に耳を傾けていると妙にウズウズしてくる... やっぱり我慢が出来なくなって Dj ブースに近づき挨拶をしてみた。

俺は日本で Dj やってるんだよーなんて言ったら... マジか、じゃあ一緒にやろうやろうって流れになった。まさかそんな気軽にやらせてくれるとは思ってなかったから意外。これはある意味、事件だ。でも Dj に飢えてるしずっとやりたかったから遠慮なくやらせてもらった。

適当に曲を選んで早送りで全体の曲調を掴む。これで問題ないと思えば今度は BPM を合わせる。日本でやってることと一緒だしブラジルでも緊張はない。

その間ほかの Dj は興味津々のようでワタクシの手元をガン見ｗ 1、2曲繋いだらお前やるなーって感じでハイタッチされた。これは受け入れてもらえたなと、しばらく Dj することに。

音楽は国境を超える。言葉が話せなくても全く問題はない。日本人が Dj してるのが珍しいのかフロアも盛り上がる。こういうときに限って日本代表のユニフォームを着てないんだよなぁ...

それにしても楽しい。楽しいのは隣にいる Dj もそうみたい。曲を繋ぐたびに握手やハイタッチをしてくるｗ

どうやら気に入ってもらえたようで次はこれを繋いでくれとリクエストをもらうように。最初はどうってことない曲だったんだけど徐々に騙しの多い曲や難しい曲ばかり... 中には2分しかない曲とか渡されたりなんかしてどうすればいいんだとｗ

別に繋ぐのはいいけど、その次に繋ぐのお前だぞ？とりあえず30秒で繋いで1分残して渡したんだけど... 盛大にミスってたｗｗ日本はグループリーグ敗退しちゃったけど夜のブラジル戦はジャパンの圧勝でしょう。

考明くんのことを放ったらかしにして2時間くらい回してたのかなぁ... お客さんもかなりいて踊ってくれたし最高のひと時を過ごせた。もっとやってていいよなんて言ってくれたけど申し訳ないから次の店に行くことにした。

適当に歩いてると店の中からブラジル人が声をかけてきた。ただ歩いてるだけなのに日本人ってだけで誘われる。

腹ごしらえをしてから店に入るとそこのエントランスは厳重だった。L 字の通路には入口と出口にセキュリティーがいる。その通路にはひとりずつしか入れずパスポートを見せて親指の指紋まで取られる。これからどこかの国にフライトでもするんですか？ってくらいの勢い。まぁ、これくらいの厳しさなら中で危ないこともないだろうし安心っちゃ安心だけど...