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パリと言えばエッフェル塔と凱旋門、いいんですミーハーと言われても

2014/07/31 2014/11/15

パリと言ったらなんでしょう、やっぱりフランスパンなのかな？カリッと焼きあがった出来立てのフランスパンを茶色い紙袋に入れてもらってね。そのパンをかじりながらパリの街をこなれた感じで歩いたりなんかして。それこそ生粋のパリジャンと言わんばかりに肩で風を切って...

って、フランスパン片手に歩いてるパリジャンひとりも見かけないんですけど。パリジャンどころかパリジェンヌも！あれ、この情報間違ってる？パリに対して偏見持ちすぎてたのかなー

そんなこと思いながら歩いてると、ひょっこりエッフェル塔が顔を出した。私のこと忘れてなーい？って感じで。そうそう、ワタクシはパリと言ったらエッフェル塔なのです。あと凱旋門ね、いいんですミーハーと言われても。

だってカッコいいじゃない。

それだけで見に行く価値は十分あると思う。

この堂々たる出で立ち... 安定感のあるシンメトリーな美しい構図。これ以上の洗練された塔なんてこの世に存在するのだろうか。

えっ、東京タワーがあるじゃないって？
聞こえなーい。

そんなエッフェル塔に敬意を払い記念撮影。

まーやっちゃうよね、恥ずかしげもなく何の捻りもないこのポーズ。もうね、これをやりに来たと言っても過言じゃない。むしろこのポーズ以外に何があるの？って感じ。建設当時のパリジャン、パリジェンヌもやったに違いない。

でも当時は奇抜な外観のために賛否両論に分かれたんだって。そもそもエッフェル塔はフランス革命100周年にあたる1889年に建造された。フランス革命100周年を記念してパリで行われた第4回万国博覧会で世間にお披露目。決定的な特徴をもち、金属産業の独創的傑作として出現しなければならないというのがあった。

いつの時代も新しいことを始めれば批判は必ずしも付きまとうもの。エッフェル塔も例外ではなくて建設反対派の芸術家たちが連名で陳情書を提出している。反対派の文学者のひとりはエッフェル塔1階のレストランによく通ったそうだ。理由は「ここがパリの中で忌々しいエッフェル塔を見なくて済む唯一の場所だから」

ここから【エッフェル塔の嫌いなやつは、エッフェル塔に行け】ということわざも生まれた。

当時の反対派は100年後にパリの顔になってるなんて思いもしなかっただろうな。しかもエッフェル塔を含むパリのセーヌ川周辺が世界遺産に登録されるなんて。

実はこのエッフェル塔、当初の契約から1909年に解体される予定だったんだって。ところが軍事用の無線電波を送信することになり国防上重要な建築物になった。このことから現在に至るまで残っていて今ではパリを代表するシンボルに。

いやー、残っててよかった。じゃなかったら今ここで見ること出来ないもんね。もしもエッフェル塔が解体されてたら... パリの顔はやっぱり凱旋門になってたと思うの。

凱旋門はエッフェル塔から頑張れば歩いて行ける距離。通りを歩いてるとチラッチラッと木々の隙間から姿を現す。テレビや雑誌で見たまんまの凱旋門はやっぱりカッコよかった！

この堂々たる出で立ち... 重厚感を感じさせるどっしりした外観。これ以上の洗練された門なんてこの世に存在するのだろうか。

ないよねー。
今度こそ唯一無二だよねー。

そんな凱旋門に敬意を払い記念撮影。

あれ、この人... お寺か何かと間違えてなーい？いくら名前が勝利だからって、これはナポレオンも泣きますわ。人差し指を左右に向けてるポーズも謎。まぁ、でも、いいんです。カッコいい凱旋門とツーショット取れたんで。

で、この凱旋門には階段をくぐって行くの知ってた？てっきり信号か何かあって渡れるのかと思ったらそうじゃない。中には何車線もある円形交差点を渡っちゃってるツワモノもいたけど...

凱旋門はアウステルリッツの戦いに勝利した記念にナポレオンの命により建設。正式名称はエトワール広場の凱旋門で戦勝記念碑である。1806年から建設が始まり1836年に完成。この30年の間にナポレオンは死去。彼がこの門をくぐったのは1840年にパリに改葬された時なんだって。今では凱旋門の下には第一次世界大戦の無名戦士の墓がある。