ナタルから日本3戦目のクイアバへ移動、ファンフェスト帰りの夜道で迷子

こんなことを言ったら怒られそうだけど... 実は日本代表が負けたらクイアバには行かないつもりだった。レシフェ、ナタルは近いからまだいいけど3戦目がクイアバって苛めでしょ。

クリチバと間違って宿を予約しちゃうし。。でもレシフェで出会った研二くんの部屋がベッド余ってるって聞いて... チケット持ってるし宿も確保できたし日本もまだトーナメント出場の可能性はある。

それを考えたらやっぱり行かなきゃダメでしょ。ってことでとりあえずブラジリアまで飛行機で飛ぶ。そこから20時間かけてクイアバまではバス。これが一番安く行ける方法だったから久しぶりの長距離バス移動。

まずはナタルから飛行機でブラジルの首都ブラジリアへ。ずっとリオだと思ってたけど違うんだねー。そしてアビアンカ航空は安定のディレイ。アルゼンチンからベネズエラ経由でマドリードに飛んだときもそう。時間通りに飛んだ試しがないｗ

お次はブラジリアのバスターミナルからクイアバへ出発する。182ヘアイス（ 8,328円 ）を払いバスに乗ったらコロンビア人ばっかりだった ^^; 完全にアウェイの車内でワタクシの席は乗ってすぐの場所。コロンビア人が乗ってくるたびにジャパン？と聞かれ 4-0 だ 4-0 だと言ってくる。そのたびにベスト16決定してるんだからチャンスをくれというやり取りが繰り返される。

30分遅れて15時15分に出発したバスは何度か休憩を挟みクイアバへと向かう。9割がコロンビア人で残りの1割がブラジル人とワタクシ... 途中でバイキング形式の食事休憩があったんだけど運転手と一緒に食べた。串に刺さった肉が何の肉か知ってるか？って聞かれたから知らないって答えたら...

にゃーにゃーって言われた ΣΣ(ﾟдﾟlll)

すぐに冗談だよって言われたけど本気で焦った。ブラジルなら有り得なくはないと... そんな楽しいバス移動は19時間半かけてクイアバに到着。

コロンビア人とも記念撮影を済ませて宿へと向かう。研二くんが予約してたのはシェアハウス。現地人の余ってる家を借りるっていうタイプだった。

場所はコロンビア選手団が泊まっているホテルの近く。外には選手を一目見ようとコロンビア人が数人いた。明日は負けてくださいと心の中で祈りご飯を食べに行った。

食事しながらブラジル戦を見ようと思ってたんだけど16時になっても始まらない。あれ、17時からだったっけなと思い店員に聞くと今は15時らしい。そうか、時差があったかと何だか得した気分になる。

マドリードでは時差で相当焦ったくせにｗ

そうなるとキックオフまで1時間あるしファンフェスト間に合うんじゃね？そんな思いからパンをコーラで流し込みバス停へと向かった。ファンフェストはこのバスで合ってるのかとコロンビア人の2人組に声をかけたら行くとのこと。

バスが来るまでに色々と話して仲良くなったから一緒に行ったんだけど... これが悪いやつらでバスを降りるときに料金をまだ払ってないのに腕を掴まれて降ろされた ^^; 無賃乗車するつもりなかったのに無賃乗車をしてしまったという。。

しかもバスは割と遠い場所で止まって、そこからかなり歩いてファンフェストに着いた。ファンフェストには酒を持ち込めないから路上で売ってるビールを飲みながら。入る前にすでに2～3本のビールを空け、ほろ酔い気分で中へ入る。

そしたら道路の両サイドが封鎖されてて片方ずつ入るという入場規制が敷かれていた。片方が開くと待ちきれないもう片方がセキュリティーに向かって叫ぶ。それが交互に繰り返されて現場は暴徒化一歩手前の状況。

セキュリティーが抑えてる柵も最終的には倒されてなだれ込むように中へと入った。

もしかしたらクイアバ一番ヤバいんじゃ... そんな気がするもコロンビア人と一緒だからいくらか安心が出来る。でもこれ... ブラジルが負けたらやっぱりヤバいかも。。

中に入ってみるとクイアバのファンフェストには後方にスタンドが設置されていた。だから試合を観てると歓声が後ろの高い位置から聞こえてきて迫力がある。まるでスタジアムで観てるかのような雰囲気に圧倒された。

ブラジルがゴールすればこの通りお祭り騒ぎ。まぁ、カメルーンに負けることはないとは思ってたけど... 4-1 という大差で勝ったからよかったよかった。

この頃にはコロンビア人とも見事にはぐれてひとりぼっち。試合が終わってすぐに帰ろうと思ってたんだけど... ステージではブラジルっぽい音楽じゃなくてバンド演奏が始まった。それが意外とカッコよくて音にも乗れちゃうもんだからウズウズし始める。気付けば前へ前へと進んでてライブを思いっきり楽しんでたｗ

音に乗りながら、そう言えば来た道を覚えてないことに気付く。急に不安になっちゃってファンフェストを後にしたんだけど道がさっぱりわからない。シェアハウスの場所もよく覚えてないしこれは困ったと感覚で歩き始める。

そういやセントロっぽい感じもするし、とりあえずセントロに行けば何とかなるか？そんな思いから適当にバスに乗って、セントロに行くことを確認して乗車。ここだと運転手に言われて降りるも全く見覚えのない場所だった。

街灯も少ないしブラジルの暗い夜道をひとりで歩くのは怖い。遠くにパトランプが見えたから警察に聞けばわかるだろうと近づいてみる。でも何を聞いたらいいのかもわからず、コロンビア選手団が泊まってるホテルを尋ねた。

そしたら英語が全く通じなくて Google 翻訳の画面を開いた携帯を差し出された。コロンビア選手団が泊まってるホテルの近くに泊まってるんだけどわかる？と聞いてもわからず。あと目印になる場所と言ったらマクドナルド？！

その単語を出したら警察官が食いついた。あとサブウェイも近くにある道って言ったら... ああ、この道真っ直ぐ！っつってすぐにわかった。

しばらく歩くと見覚えのある景色になって安心する。そして帰路までの間に道端でひとり座ってる日本人に声をかけた。話したら今回が初めての海外旅行とのこと。

初めてがひとり旅でしかもブラジル... すげー難易度が高いことしてるって思った。しかもどう見ても安宿なのに1泊3万もしたらしい。

だいぶ前に予約したって言ってたけどほかに宿がなかったみたい。クリチバと間違えて予約を取り直そうとしたときに11万なんてホテルも目にしたし... それならバックパッカーが泊まるような安宿でも1泊3万は有り得るなぁ。

うちは3泊で200ヘアイス（ 9,152円 ）だよって言ったら驚いてた。どんな部屋か見てみたいというから郁也くんを連れて宿へ帰ることに。研二くんにも紹介して宿にいるコロンビア人たちと飲んだ。

真ん中の白い服を着た女性がカロリーナ。綺麗な人だなーなんて思ってたら同い年だった。しかも結婚してて17歳の子供がいるなんて信じられない。

この場にいる全員がほとんど英語を話せないから妙に会話が盛り上がるｗ 思ったけど英語レベルが一緒の人と話すと英会話って盛り上がるんだな。そうなるとグラシアスは日本語で何ていうんだとか恒例の会話になる。

気付けば深夜でコロンビア人とは明日の健闘をお互い祈りあった。そこでも 4-0 だって言われたけど...ウルサイよｗｗ 帰りは郁也くんひとりじゃ危ないから研二くんと一緒に宿まで送ってあげた。

明日はグループ敗退するかベスト16に行けるかの大事な試合。今度こそ... 本当に今度こそ日本代表が勝ちますように！