ナタルのファンフェストとナイトクラブ

日本初戦が黒星に終わり悲しみに打ちひしがれる中、昨日レシフェからナタルへと移動してきた。宿泊先は違えど飛行機が同じだったっていうレシフェで最初に会ったジロウくんと一緒に。

なかなか近い距離だったんだけど格安航空券は小さな島でトランジットしてからナタルへ。島の名前はフェルナント・デ・ノローニャ島と言って雰囲気がとっても良い場所。

だって急にこんな景色が見えたら興奮しちゃうでしょ？あとで調べたらここはブラジルの世界遺産なんだって。ワンピースに出てきそうな島で妙にワクワクしちゃった。

なーんもなさそうな田舎って感じがするけど、それがまたいいよね。のんびりするにはちょうどいいし、日本代表が負けた傷心を癒してくれそう。何も調べてないからこそ急にこういった場所に出くわすと感動する。

こういうときにこそ10時間とかそのくらいの乗り換え時間がほしい。ここでは数十分しか時間がなかったから観光は出来ず... ナタル行の飛行機に乗り換えるとプロペラが付いたタイプだった。

しかも真横にあるしプロペラが回るの楽しみ。急に大雨が降ったかと思えばすぐに止んだりと... 天気までワンピースみたいな感じで面白い。

思わずウィーアー！が聞きたくなる。そんでプロペラが回り始めたらメッチャうるさかったｗ 飛行機もそんなに傾いて大丈夫なの？ってくらい傾くし... トランジットがこんなにも楽しかったのは初めてだｗ

さて、ナタルはレシフェとは違ってリゾートの街だった。宿泊したポンタネグラ地区は夜になると大音量でバーやクラブが営業し始める。ビーチから大通り1本挟んだだけで東南アジアっぽい雰囲気に様変わり。

そんなナタルをレシフェの宿で会った日本人たちと一緒に徘徊。示し合わせたかのように徒歩5分圏内のホテルに宿泊してるなんてウケるｗ 日本戦を追いかけてるから確率は高いのかもしれないけど... そのうちの2人は同じ宿だったっていう奇跡。

今日はブラジル vs メキシコがあるからファンフェストへ。中には飲食物や危険物が持ち込めないようになっていた。エントランスには何人ものセキュリティーがいて物々しい感じ。

引き分けで終わったこの試合はブラジル人も不完全燃焼のよう。試合内容もあまり面白くなかったというか我々も盛り上がらず... 適当に現地の人と絡んだり写真を撮ったりして帰ることにした。

適当に歩いてるとジロウくんを発見。彼はセントロの宿のためポンタネグラからは遠い。ここで見つけたのも何かの縁ってことでクラブへ行くことに。

中に入ると全員が振り返りジャパニーズが来たぞーと歓迎してくれた。そして何故か日本人が大人気で写真を撮りたいと順番待ちが出来るほど。何だこの空間はｗ とか言いながらも、その場を大いに楽しむ我々。

ここがクラブというのかわからないけど... ライブハウスのような設備でステージではバンドが演奏。ブラジルっぽい音楽をかけてボーカルが歌を歌う。

現地ではポピュラーな歌のようで全員が口ずさんだりする。そしてそれぞれに振り付けもあるらしく同じ踊りをみんなで楽しんでいた。

とりあえず日本人が踊ってればこの場は盛り上がる。でも見よう見まねで踊ろうとするもステップが難しい... 特に独特の腰使いは一朝一夕で習得できるものじゃない。

こういった振り付けもあるらしくフロアの女子全員がこうなるｗ 子供もお姉さんもオバさんも年齢関係なくみーんな。小学生くらいの女の子も独特な腰の振り方をマスターしてて驚いた。

色々と衝撃を受けたナタルのナイトクラブ。正直ファンフェストよりも楽しかったｗ ブラジル人は人懐っこいから男女問わずに話しかけてくる。たくさんの人と触れ合えたし現地人の生活を垣間見た感じがした。

特に年齢関係なくみんながこういった場所でコミュニケーションを取ってるのが素晴らしい。日本ではクラブ規制とか風営法なんかで踊る場所を確保するのが難しくなっているけど... ブラジルでこういうのを目の当たりにすると自由でいいなって心底思ったりする。

レシフェもレシフェで楽しかったけど、ナタルはナタルで楽しそうだ。...っというか、もしかしたらブラジルはどこに行っても楽しいんじゃ？！そんな予感がしたナタルの夜でした。