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世界一周バックパッカーの旅 - ワールドトラベラーズ | 世界一周旅行のバイブル

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エピローグ ~ 富士山後記 ~

30歳という区切りの良い年に何かしら挑戦しようという思いから始まった富士登頂。
日本一高い場所に登るとなると過酷でその道のりは険しいと思っていたけど…
思っているよりも遥かに楽に登れたのが正直な感想である。

2日に1回のペースで約 10km を走ってるから当然かもしれないけど。
高山病になることもなければ肩や口で息をすることも少なかった。

富士山の雑誌を買ったりインターネットで調べたり…
登山用品を買いに行った時に売り場の店員さんに聞いたり…
とにかく情報収集だけは欠かさずにして事前準備をしっかりした。
その結果パーティー全員が高山病にもかからず無事に山頂まで登れた。

でも今回の登頂は天気に助けられたと思う。
雨なんて一粒も降ってないし霧も一切なかった。
満月の日だからって容易な決め方が功を奏した感じ。

晴れてるに越したことはないんだけど過酷な状況でも登ってみたい。
だから富士山には4つの登山道があるから全てを制覇しようと目論み中。
そして全ての登山道から登ったら今度は一合目からスタートして登ってみたい。

登山靴を買いに行った時の店員さんが二度と登りたくないと言ってたけど…
僕はそんなこと思わずむしろまた登りたいとさえ思うほど気に入った。
恐らくこれは夏の恒例行事になりそうな予感がする。

五合目での登山スタート直前のワクワク感。
登山中の心地よい体の疲労感。
振り返ると非日常な景色。
壮大な空に浮かぶ雲。
煌々と輝く満月。
山小屋でのビール。
山頂で込み上げる達成感。
燦々と照る神々しい雰囲気のご来光。
下山時にみんなで語る登りの辛かったこと。

その全てが良い思い出になった。
富士山には数多くの外人さんが居た。
海外の人もその魅力に惹かれて登るほど…
それだけの山が日本にあるのは素敵なことだ。

まだ登ったことがない人には富士登頂を強くオススメする。

Wrote on August 31, 2010