世界一周旅行の準備【 公的手続編 】

日本を一年以上も空けるのに税金や年金って払わないといけないの？真っ先にお金の問題を思い浮かべるのもどうかと思うけどｗ

だから税金や年金を含めた公的手続について調べてみるぞ。

自分に関わることで思いつくのが次の6つ

住民票

これは国民健康保険、国民年金、住民税に関わる大きな問題。1年以上も旅をする人は大体の人が住民票を抜いて旅立っている。1年を超えるかどうかによって旅行とされるか滞在とされるかの判断基準になるようだ。住民票を抜くと国内に住所がないということになり、住民税や年金の支払い義務がなくなる。そんなの絶対に抜いて行くでしょう～ってことで詳細は次の項目で。

住民税

住民税は前年度の所得に応じて自治体から課税される税金のこと。その年の1月1日に住民票のある市区町村から課税される。それ以前に住民票を抜いておけば翌年に課税されることはない。

しかし旅立ってから迎える6月に前年度の所得に応じた納税が必要。納税の方法としては納税管理人を代理人とする、口座振替、勤務先にお願いするなどがある。役所で簡単に手続きが出来る口座振替なら誰にも迷惑をかけなそう。

所得税

所得税は前年度の所得に応じて国から課税される税金のこと。前年度の所得を翌年3月15日までに確定申告をして国に収めます。前年度分の所得税について前年度を最後まで勤務（ 12月末に退社 ）した人は申告の必要はなし。自営業または前年度中に中途退職等をした人は3月15日までに確定申告をした後に納税。本年度分の所得税については翌年の3月までに帰国予定の人は帰国後に申告をすれば大丈夫。

帰国しない人で本年度の所得が確定済みなら長期出国を証明するものがあれば本年度分の申告が可能。帰国しない人で本年度の所得が未確定な人は納税代理人の申告を行い翌年に申告と納税をしてもらう。上記の面倒なことをしなくても確定申告は5年まで遡って申請することが出来るので帰国後でもＯＫ！

国民年金

国民年金は日本国内に住所のある20歳以上60歳未満の全ての人に加入の義務があるもの。住民票を抜いた場合は年金を払わなくても未納とならずカラ期間ということになる。しかしこのカラ期間は保険料を払っていないため、受給のときは年金額に反映されません。カラ期間の納付は任意で出来るけど、年金受給については将来不安な部分があるから迷うところ。

国民健康保険

海外療養費という新しい制度により海外での歯科治療に関しても保険の対象となる。しかし国内での使用時と同様に全額は補償されないので幾らかは負担しなければならない。さらに現地での医療費は全額を立て替える必要がある。住民票を抜けば保険料を支払わずに済むけど、海外療養費の補償を受けることは出来ない。世界一周旅行中に歯の治療をしなければ、海外旅行保険でカバーが出来そうだ。

運転免許証の更新

世界一周旅行中に更新を迎えてしまう場合、それを証明する書類があれば更新期間前でも更新可能。但し更新日から誕生日までを1年として計算するので有効期限が短くなってしまう。帰国後に更新することも出来るけど、その場合は免許失効扱いとなる。再取得の際にはもちろん、やむを得ない理由を証明する書類が必要。6か月以内だと所定の講習を受講すれば免許の失効は取り消され、免許証の色も継続される。6か月以上3年以内でも所定の講習を受講すれば免許の失効は取り消されるが、色は継続できない。

上記がワールドトラベラーズ調べの結果。
最終確認として最寄りの公的機関に問い合わせるのをお忘れなく。

公的手続 まとめ

• 住民票は2013年12月31日までに抜いておく。
• 住民税は口座振替を利用して納税する。
• 所得税は2013年12月31日までに仕事を辞めるから申告の必要はなし。
• 国民年金は任意なので納税はしない。
• 国民健康保険は海外旅行保険でカバーする。
• 運転免許証は旅行中に更新期間が来ないので何もしない。