砂漠の街に忽然と現れる、ペルーのイカにあるワカチナというオアシス

本日は砂漠にあるというオアシスの街へ行く。リマには宿泊せずに空港から直でイカに行けばよかった。まぁ、急ぐ旅でもないから焦らなくてもいいんだけど... チェックアウトを済まてタクシーに乗りバス会社へ向かう。

なるべく綺麗なタクシーがいいなと思い待つこと10分。目当てのタクシーが来たから手を挙げるも見事にスルー、なんで？で、そのすぐ後ろを走ってたボロボロのタクシーが停車。

一応、行き先を知ってるか聞いてみると知ってるとのこと。いくらだと聞くと40ソル（ 1,452円 ）だと言う。値段も調べた相場と同じくらいだし乗ることにした。

タクシーはボロボロのトヨタ車。海外では日本車が大人気。理由は壊れにくいからだそうだ。

少し走るとガソリンを入れてもいいか聞いてきた。乗ってすぐにガソリンがエンプティーなことには気づいてた。入れなきゃ仕方がない状況だし時間ならたっぷりあるからいいよと言うとガソリンスタンドに着くや否や車を下りろと言われる。

で、おもむろにボンネットを開けだす運転手。ペルーの車って前に給油口があるの？疑問に思っていると給油はノズルじゃなくて細長い棒のようなもの。見ていたらどうやらガスを注入しているようだ。

車から下りたのは万一、爆発したら危ないからだというが... 車のすぐそばにいたら全く意味がないんじゃないかと思う。そして何故かパンと紅茶をいただき、車の燃料補給は完了。

こういう日常を見るのは面白い。しかも日本と違うスタイルだから興味深い。燃料補給したのにガソリンはエンプティーのまま。ガソリンで走ってるんじゃないからそりゃそうかと納得。でもガスがなくなるタイミングってどうやって知るんだろう？

その後は順調なドライブ。あそこに何があるとかドライバーが色々と教えてくれる。リマの宿は空港の北側に取ってたんだけど、南側の方が中心部で栄えている。カジノや外資系のお店もあれば高層ビルなんかもあって、これが同じ国だとは思えないほど。

写真を撮りながらリマの中心部を眺めているとカメラをしまえとの指示。タクシーに乗ってても窓から手を入れられてひったくられることがあるみたい。ある地域に入るとドアをロックして窓を閉めろと言われ空調を入れだした。どうやら地元の人でもそうしないと危ない地域のようだ。

ペルーって怖い。

万一に備えてのことなのかもしれないけど... そういった可能性があること自体が恐ろしい。

バス会社には50分ほどで到着。リマからイカ行きは Cruz del Sur というバス会社でチケットを手配した。予約はネットで出来て VIP シートで41ソル（ 1,488円 ）だった。

リンクCruz del Sur

入って右側にあるカウンターでチケットをもらう。予約番号を書いた紙を見せればスムーズに受け取れる。チケットに書いてある番号のバス乗り場で荷物を預けて乗車。ペルーでも荷物チェックとボディチェック、顔の動画撮影があった。

VIP シートはこんな感じ。背もたれは160度くらい倒すことが出来る。発車してすぐにサンドイッチとビスケット、そしてコーラが配られた。10分も走ると早くも砂丘が見えてきてテンションがあがる。

その後は荒涼地帯がずっと続く。

気づけば夕方。14時半に出発したバスは19時にイカへと到着。すっかり日が落ちて辺りは真っ暗。タクシーをつかまえ10ソル（ 363円 ）で宿まで向かった。イカの中心部からワカチナまでは10分ほど。

夜に着いたもんだからオアシスっぽさが全く感じられない。でも落ち着いた感じのリゾートっていう雰囲気は漂っている。とりあえず明日だなと思い、食事してビールを飲んでその辺を散歩してから寝た。