世界で一番行きたかった場所、ウユニ
2014/11/13
この旅の最大の目的のひとつ、ウユニ塩湖。それを見にまずはウユニの街へと向かう。昨日調べた結果によると9時にオルーロ行きのバスが出発。13時過ぎに着いてタクシーでオルーロ駅まで行って15時半発の電車に乗って22時に着くという感じ。
昨日言われた通り8時半にチケットカウンターに行くも門前払い。どのカウンターでも同じような対応をされ困惑する。もしかして今日オルーロに行けないの?そう思ってたらオルーロ?って声をかけられた。イエス、イエスと二つ返事で付いて行くとチケットを買うことが出来た。料金は35ボリビアーノ( 518円 )、ターミナル使用税2ボリビアーノ( 30円 )
なんだ、行けるじゃないか。バスの中でボケーっとしてたら日本人に話しかけられた。聞いたらどういうわけかオルーロ行きのバスは今日この1本しかないようだ。とりあえずオルーロに行ければ何でもいい。席が全て埋まるまで出発しないとのことだったけどバスは9時10分に発車した。
朝が早かったからバスでは爆睡。舗装されてない道でも起きることなく寝続ける... 昼過ぎくらいに目を覚まして車窓に目をやるとこんな景色。
なーんもない、のどかな場所。ボリビア平和だなー、なんて思ってたら運転手が窓とカーテンを全て閉めろっていきなりの指示。
乗客みんながなんだなんだってなりつつも指示に従う。オレンジ色に統一されたバスはカーテンでさらにオレンジ一色に染まる。言葉がわからないからどういう状況なのか不安になるのが普通かもしれないけど... 逆に言葉がわからないからこそ何も知らずにやりすごすことが出来た。結局、何だったのかわからないけどバスはオルーロへと向かう。
しかし、13時になっても到着せず... 14時になっても到着せず... さすがに14時半になる頃には焦ってきた。これはオルーロに宿泊することも視野に入れなければと...
そんなことを考えてると乗客がソワソワしだす。そして荷物をまとめて下りる準備をしている。これはそろそろ着くな?と思い便乗する。
オルーロのバスターミナルには15時に着いた。ウユニ行きの電車が出発するのが15時半で残された時間は30分。我先にと荷物をバスから運び出して、そこからはタクシーの取り合いになる。
運よくタクシーをつかまえられたワタクシは駅まで行ってくれと頼む。...っが、しかし!言葉が全くもって通じない!!前のタクシーにバックパッカーが乗ってるのを確認して後を追ってくれとジェスチャー。
それでも不安だったワタクシはノートに電車の絵を描いて伝える。わかった、わかったというドライバーは本当に理解してくれたのか不安が募る。しかも運転がめちゃくちゃ遅い...
時計を見ると15時10分。オルーロ駅まではどのくらいかかるのだろう?15時15分。タクシーが線路沿いを走り出して少し安心する。15時20分。市街地に入ったようで信号待ちにイライラ... 15時25分。ここだとタクシーを下ろされる。
いくらだと聞くと25ボリビアーノ( 370円 )だと言う。時間がないから30ボリビアーノを渡して駅へとダッシュする。電車はまだ発車してない、チケットはどこで買えるんだ?ウユニ、ウユニと叫びながら駅員に誘導されチケットカウンターへ。パスポートを見せて60ボリビアーノ( 888円 )支払い電車に乗り込む。
すると3分後には発車、ギリギリ間に合ったー!うぉぉぉぉ、旅してる感じがするぅー!!そんな喜びを噛み締め、6時間半の電車旅でウユニへ。
シートはめちゃくちゃ倒れるしバスより快適。足下も広くて足を伸ばすことも出来る。これは電車を選んで正解だった。
ウユニ行きの電車はゆっくりと出発する。何だかタイで国鉄に乗ってアユタヤに行ったことを思い出す。
まずは市街地を抜ける。
そして郊外はこんな景色。
少し離れただけでこの差はすごい。
それにしても景色がすごくいい。
まだウユニに着いてないのに鏡張りですか?!的な。さらに走るとなーんもない景色になる。空と山と大地のみ。
電車内はやることがなくて車窓を眺めるしかない。iPod で音楽を聴きながら、ただただボケーっとする。
車内販売のお弁当?は鶏肉とサラダとポテト。34ボリビアーノ( 503円 )で、ほかには飲み物とヨーグルトが売ってた。そうこうするうちに夕方になって綺麗な夕焼けが見れた。
とにかく雲の形がすごい。
そして近い。
これはウユニ塩湖への期待が高まる。
しかし、電車内はこんな感じ。
これワザとじゃなくて本当に揺れがハンパないからねw 酷いときにはお尻が 10cm くらい浮いたりするし。メキシコのメトロみたいにアトラクションに乗ってる感じ。
この激しい縦揺れに耐えつつ、電車は22時25分にウユニ駅へ到着。
ラ・パスから13時間15分かけて辿り着いた憧れの地。いよいよ明日は念願のウユニ塩湖へ!
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