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やっぱりアスリートの話しっていうのはテンション上がるな。それと同時にモチベーションも上がったりなんかする。見終わった後に筋トレしちゃったりねｗ

ブログを書く気になったのは放送を見ながら自分のことを考えたから。実は最近まで自分の意思でこれがやりたいと思うことがなかった。

幼少時代に初めて何かすることになったのがソフトボール。これは近所の友達が野球好きで町内会にチームがあったから。その友達がやってるから俺もやるっていうのが始めたきっかけ。

学生時代は高校で最初に友達になった人がサッカー部志望だったからサッカー部に入部した。社会人デビューは当時ショップ店員がカッコイイと言われてて、みんな応募してたからアパレル業界へ。そこで知り合った走り屋やってる人の影響を受けて、スポーツカーを買って車をいじりだした。20代前半ではクラブ DJ をやってる友達に影響されて、車を売って機材を買って DJ を初めてみたり… 思い返すと人の影響を受けて何かを始めることばかりで、自ら道を切り開くことなんてひとつもなかった。

もしかしたら親のしつけが厳しかったせいもあるのかもしれない。18時って門限を破ってしまったら家に入れてもらえなかった。お風呂に入るのが面倒だと言ったら1週間くらい入らせてもらえなかった。肘をついてご飯を食べてると茶碗を投げつけられたり… 守れないと怒られるから親の言うことに合わせる自分が形成されたんだと思う。

初めて親に反抗したのが中学3年のときで夜遅くまで友達とサッカーをして帰った。当時は15人くらいで公園に集まってサッカーをするというのが流行っていた。ちょうど反抗期も重なって友達も遅くまで遊んでるんだし俺もいいだろうと…

その日の帰りは珍しく怒られなかったことを今でも鮮明に覚えている。

その頃から親には自分がやりたいことをやりなさいと言われるようになった。でも急にそんなことを言われても今まで何かをやりたいと思ったこともなかったし… だからやりたいことが早くに見つかった川澄選手を羨ましくも思った。

そんな自分をずっと続けてたけど転機が訪れたのが29歳の夏。20代のうちに海外を経験しておきたいという単純な動機からバリ島へ行った。そこで色々と影響を受けて生まれて初めて自分で何かをしたいと思うことが出来た。

海外を訪れてからは性格も変わったと思うし、昔では考えられないようなことばかりしている。旅する体力を養うために登山やマラソンを始め、旅先で写真も撮りたいから一眼レフカメラを買ってみたり。友達の影響で始めた DJ も中途半端に終わることなく今でも続いて、更には作曲活動にまで手を伸ばしている。その全てを世の中に発信したくてホームページを作るようになり、旅行中も稼げるようにと FX を始めた。自分で何かをしたいと思ったことがきっかけで今では手に負えないくらいの趣味まで持つようになった。

だから自分にとって世界一周旅行というのは特別な意味合いがある。でも理由とか特になくてただ知らない場所に行くのが面白いってだけだけど… 初めて自分の意思でこれがしたいってことをやり遂げた後にはどんな自分に会えるんだろう？

アナザースカイで川澄選手の話を聞いてたら妙に熱くなっちゃった。

another sky-アナザースカイ-
川澄奈穂美