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世界一周バックパッカーの旅 - ワールドトラベラーズ | 世界一周旅行のバイブル

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富士登山

標高 3,776m の日本一高い場所、富士山へ。30歳という区切りのいい年で決意した登頂は、天候に恵まれご来光を拝むことが出来た。その挑戦の記録。

登山の準備

事前準備をしっかりすれば初心者だけでも大丈夫

初めての富士登山はパーティー全員が初アタックという初心者の集まりでした。準備期間は約2ヵ月、限られた時間の中で、富士山までどうやって行くか、ルートはどうするか、山小屋は利用した方がいいのか、持ち物は何を持って行けばいいのか…など、綿密に計画を立てて万全の態勢を整えて挑みました。このとき便利だったのが富士登山サポートブックという富士山の情報誌。

富士山の登山口まではマイカーではなく直通バスを利用しよう

富士山に登れる時期が7~8月と限られているため、かなりの混雑が予想されます。実際に僕たちが行ったときも駐車場には所狭しと車が止めてありました。車だと自由度は高いけれど運転手の体力が犠牲になるし、混雑時にはマイカー規制があったりもする。睡眠や着替え程度なら外でも出来るし、富士山への往復は行きも帰りも寝ることが出来る直通バスが賢い選択です。

登山道は無理せず救護所があり山小屋の多い吉田ルートがオススメ

登山道は無理せず救護所があり山小屋の多い吉田ルートがオススメ富士山の主要登山道は全部で4つ。吉田ルート、須走ルート、富士宮ルート、御殿場ルートとあるが、最もポピュラーで初心者にオススメなのが吉田ルート。直通バスなら出発地点となる五合目まで送迎してくれて行きも帰りも楽チン。多くの登山客や観光客で賑わうが、それだけ大勢の人がいれば万一のときに安心だ。五合園レストハウスという大型観光施設の 3F に無料で休める場所がある。

山小屋を利用した1泊2日の行程なら高山病知らずで無理なくご来光も見れる

シーズン中の山小屋は当日予約が取れない場合もある。山小屋まで行って宿泊が出来ませんなんてシャレにならないので事前にしっかり予約をしましょう。五合目までは車で行って体を高度順応させるために、1時間くらいは準備をしたりご飯を食べたりしよう。それでも高山病が心配なら携帯酸素を持って行くと安心だけど、少し登って呼吸を整えてを繰り返せば意外となくても平気なもの。この調子で七~八合目の山小屋に泊まり、ここでも睡眠中に体を高度順応させれば、高山病知らずで無理なく頂上を目指せる。

富士登山に必要な装備品を一挙大公開!

富士登山に必要な装備品を一挙大公開!これを持って富士山頂まで制覇しました。左上から順に…カットソー、高機能サポートタイツ、ショーツ、ソックス、軍手、輪ゴム、ヒートテック、フェイスタオル、ポケットティッシュ×6、ビニール袋×2、フェイシャルペーパー、ボルヴィック×2、ヘルシアウォーター、ダウンジャケット、レインウェア、マスク、ヘッドライト、目薬、リップクリーム、お守り、ウェットティッシュ、スパッツ、登山靴、ザック、これにデジタル一眼レフカメラを含めた計27点。総重量は 5.2kg でした。中でも登山靴、ザック、レインウェア、ダウンジャケットは必需品。そしてヘッドライトはあった方が便利です。

かかった費用

ひとえに富士山に登ると言っても意外と出費がかさみます。僕の場合は登山を趣味にしてしまおうという目的もあったので、装備品に関しては長く使えるようにと割と良いものを揃えました。それだけで金額は驚きの122,000円也。これに直通バスの5,000円に山小屋の宿泊料金7,500円を入れて合計すると135,000円の出費。ただしこれは極端な金額であって、1回だけしか登らないよって人はユニクロなどを駆使して60,000円くらいで行けるんじゃないかと思う。