3度目の正直なのか、2度あることは3度あるなのか?センテナリオ
2014/11/13
ブラジルに行くかイギリスに行くかで悩んでいた今後の予定。ブエノスアイレスからマドリード、マドリードからリヴァプールのチケットが取れた。要するにイギリスに行く準備が出来たということだけど...
航空券って日々、金額が変動するから怖い。27日に目星を付けていたチケットは1万円ほど値上がりしていた。でもその逆もあって4月2日発のチケットなら4万円も安く買えたりもする。
もちろんその金額に食いついてブエノスアイレスからマドリード行きの航空券を購入。続けてマドリードからリヴァプールのチケットも抑えてイギリス行きが確定。これでブエノスアイレス行きのフェリーを無駄にしなくて済む。
イギリスに行くことが決まればいつまでもモンテビデオに居る必要はない。早々にコロニアに戻って4月1日のフェリーに乗ってブエノスアイレスへ向かう。ただ、モンテビデオには心残りな場所がひとつだけある。
それは、エスタディオ・センテナリオだ。
初日に行ったら営業時間が終了していて、土曜に行ったら休みだったという... 平日に行くなら今日このタイミングしかないと思っていた。だからチェックアウト後は宿に荷物を預けてスタジアムへ向かうことにした。
その前にコロニア行きのバスチケットを購入。行きと同じ Turil というバス会社で料金は279ペソ( 1,247円 )スタジアム観光を見込んで16時30分発のバスを選んだ。
モンテビデオに到着したときには気がつかなかったけど... ここのバスターミナルの上はショッピングセンターになっていた。コロニアにあったショッピングセンターよりも大きくてさすが首都って感じ。
モンテビデオはセントロもそうだったけど洋服屋が目立つ。オシャレな人が多いからなのか知らないけど洋服の印象しかない。ここはマテ茶グッズとか土産物も売ってるけど一番多い店はやっぱり洋服。
色々と見て回ったけど今日の目的はここじゃない。2度も振られているセンテナリオに行くんだった。3度目の正直で振り向いてもらえるのかどうか?どうだ、どうなんだ?ダメもとで行ってみると...
開いてたー!!この扉が開いてるの初めて見たし。入場料の100ペソ( 447円 )を払い早速、中を見学。
ワタクシはサッカーの熱烈なファンというわけではない。今年は初めてワールドカップを生で見るからサッカー熱があるだけで... 今までに日本代表戦はおろか、プロの試合も生で見たことがない。プロが試合を行うスタジアムに足を踏み入れたのは初めてのことだ。
中に入ると数々の記念品が飾られていた。ウルグアイのサッカー選手って言われてパッと出てくる人はいないけど... 実は強豪国だということをここに来て初めて知った。
このメダルやトロフィーの数からそれが容易にわかる。でもメダルは箱から飛び出てたりずれたりして保管の仕方は適当w ウルグアイは第1回 FIFA ワールドカップ開催国であり優勝国というのは前に書いた。
オリンピックでも優勝をしていて初出場の4回目大会から2連覇している。サッカー南米選手権という現コパ・アメリカでは最多の15回の優勝を誇る。
このおびただしい数の表彰楯。トロフィーも数えきれないほどたくさんあった。きっとサッカーマニアにはたまらない場所なんじゃないかと思う。その中から気を惹かれたものをいくつか。
当時の戦術を書いたボード。選手の写真や ID や関係者用のパスなどと一緒に展示。
ワタクシが生まれた年にコカ・コーラ杯というユーストーナメントが日本で行われていた。「 JAPAN 」と「 1979 」って書いてあるもんだから目を奪われた。後で調べてみるとディエゴ・マラドーナがアルゼンチン代表のキャプテンとして活躍。6試合中5試合で6ゴールを決めてゴールデンボール賞( MVP )を獲得したんだとか... ちなみにウルグアイ代表は3位で日本はグループリーグで敗退している。
この流れでディエゴ・マラドーナ。実際に着ていたユニフォームが展示されていた。
日本で開催された大会のトロフィーが置いてあった。第7回国際ジュニア黒潮杯サッカー大会。主催は( 財 )日本サッカー協会と東海大学。
恐らくここに飾られてるトロフィーの中で最古のもの。説明には1900年って書いてあった。
そしてここで一番重要なものなんじゃないかと思うトロフィー。この場所に来たかった目的のひとつ。第1回 FIFA ワールドカップ初代トロフィーだ。
フランスの彫刻家であるアベル・ラフレールによって作られた純銀に金メッキが施されたもの。高さ 35cm で重さは 3,800g、勝利の女神が八角形のカップを支える形をしている。FIFA ワールドカップを企画した当時の会長、ジュール・リメが寄贈。その名を取ってジュール・リメ・トロフィーと呼ばれる。
...本物はね。
実はセンテナリオスタジアムに飾られているのはレプリカ。ワールドカップを3回制覇したチームが永遠に保管が出来るジュール・リメ・トロフィー。
1970年の大会を制したブラジルが保管出来ることになったけど... 盗難事件に遭い、犯人は逮捕されたけど肝心のトロフィーは今なお行方不明のまま。犯人は溶かしたと証言していて真相は謎に包まれている。この謎はブラジルサッカーの汚点として歴史に残る事件になったそうだ。
本物はこの台座がラピス・ラズリ製でワールドカップを制した5つの国の名前が刻まれている。1983年に2度目の盗難に遭ってから30年以上経っても出てこないのなら... やっぱり犯人の証言通り溶かされちゃったのかな?だとしたら本当に残念だ。。
でもこうやって調べてみると色々わかって面白い。きっとこのブログの内容はワールドカップが始まってからウンチクとして話しそうw 今後は4年に1度はウザい豆知識を誰かに披露してくんだろうなww
センテナリオスタジアムは展示品だけじゃなくスタジアム自体も見学することが出来る。ワタクシはここに来てこの景色が見たかった。恐らくこの辺はカテゴリー1の席なんじゃないかと思うけど...
当選したカテゴリー2の席はここら辺かな?なんせスタジアムに行ったことがないからわからない ^^; もしこの辺りだったりして一番後ろの席でも...
持ってる一眼レフのレンズでここまで寄れる。ネットで調べたらサッカーしてる風景しか撮れないってあったけど... 確かにこの距離だったらそうなっちゃうな。。ブラジルワールドカップは前の方の席であることを願う。
それにしても当時の席はコンクリート製とは... 座り心地はそんなに悪くないんだけどね。でも試合開始前から座ってることを考えたら辛そうだな。マイ座布団とか持って来てる人とか居そうw
とりあえずワールドカップを前にスタジアムを見れてよかった。日本代表戦が行われるスタジアムはセンテナリオよりも収容人数が少ない。だから思っているよりも間近に見れるかもしれないと思うと胸熱。
以上、3度目の正直で見れたエスタディオ・センテナリオでした!
今日行った場所
エスタディオ・センテナリオ
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