ルーヴル美術館の三大貴婦人とはミロのヴィーナスとモナ・リザと誰?
2014/11/15
フランスに来てからというものの、良い感じに観光してる。この勢いに乗って今日は世界最大級のルーヴル美術館へ。ずっとルーブルだと思ってたけどルーヴルなんだね。
ルーヴル美術館って言ったらね、やっぱりあのガラスのピラミッドだと思う。展示品もさることながら、まず外観に目を奪われちゃうよね。メトロで行ったらうっかり地下ロビーの方を先に見ちゃったけど...
まぁ、地下も地下でカッコいい。何かのオブジェみたいに見えるし、逆三角形が通行の妨げにもならない。太陽の光も入ってくるから、この空間が明るく見えるしね。
それでこのデザイン。下にも小さなピラミッドがある。先端と先端がくっついてないから思わず手を入れたくなるし。パワーか何かもらえないかなーなんて。何も感じなかったけどね。
それで地上に上がったらこの景色ですよ。美術館に来たのに美術以外のことでテンションあがりっぱなし。もうダ・ヴィンチ・コードしか頭に浮かばなくてトム・ハンクスが邪魔してくるw
見とれちゃうほど綺麗な正三角形。よく透明なガラスで行こうと決めたものだ。これも今ではパリのランドマークになっちゃってる。フランスの観光政策ってホント先見の目があって素晴らしい。
いよいよ館内に入るんだけど... エントランスが近づくにつれて広さに圧倒されそうだ。この感じ、大英博物館に似ているぞ。
世界最大級の美術館っていうんだから当たり前か。なにせあっちは世界最大級の博物館だったわけだし。館内見取り図を見ると階数もあって1日かかりそう...
まずリシュリュー翼、シュリー翼、ドゥノン翼と3つの建物に分かれている。それが地下1階、地下2階、グランドフロア、1階、2階と5階建て。この時点で全部見て回るのは諦めたw 適当に歩いて惹かれる方に歩くという迷子スタイルで行こう。うん、そうしよう。
チケットは12ユーロ( 1,655円 )幸い主要な美術品は館内案内図に書いてあった。それだけ抑えておけばオッケーでしょ。
で、今回のブログ長くなりそうだから色々と端折るけど... ルーヴル美術館に展示されてる美術品で有名なのって言ったらこれ。
ミロのヴィーナスね。まぁ、見たことないって人は少ないんじゃないかな。美術の教科書に載ってたし。
結構みんな正面から写真撮ってる人が多いけど... 後ろも見える展示の仕方してるんだからね。このセクシーなお尻の割れ目も見とかないと。
あとはね、ハンムラビ法典。「 目には目を、歯には歯を 」でお馴染みのやつ。でもこれがね、間違ってて「 目には目で、歯には歯で 」が正解。「 目には目を 」が成立するのはあくまで対等な身分同士の者だけということらしい。
そしてルーヴル美術館の最大の見どころは弓削!じゃなかった、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザ。ルーヴル美術館と言ったらモナ・リザですよ。これはもう見たことない人はいないんじゃないかと思う。
ルーヴル美術館の中でも一番人気があったし。ただ、最前列で見ても何も感じなかった... まぁ、美術に疎いワタクシですから?超有名な絵画を見てもその程度。
っと、いうのもワタクシ... ルーヴル美術館と言ったらモナ・リザじゃないから。何か忘れてませんかー?顔と腕がなくて翼が生えてるあいつ。そう、ルーヴル美術館と言ったらこれなんです。
何故なら、勝利の女神だから。単純。NIKE の社名はこの女神に由来ということでも有名。あのシュッとしたトレードマークは女神の翼をイメージしたもの。
もうね、どの角度から見てもカッコいい。結構キツめの顔だったと思うんだよねー、ニケさんは。精悍な顔立ちで勝ち気な感じのね。顔と腕がないからこそ想像が膨らむっていうか... 有翼の女性の姿が優美で特徴的なモチーフが魅力的。
遠く離れたとこからも、その魅力を放ってるから。この場所からニケを見てる人なんて誰ひとりいないの。もっと見よう、もっと色んなところからニケを見てあげよう?
あとは有名どころで言えば、フェルメールの絵画とか。とりあえずこの辺の5つは抑えといて、ほかに気になったのをいくつか。
何ここ、宮殿?っていうような煌びやかな一角。調べたら宮殿でもあったようだ。歴代フランス王の王宮として使用されてた時期があったみたい。
かと思いきや、中世ルーヴル城の面影が残る唯一の場所もあった。ルーヴル美術館として使用されている建物は元々、防衛要塞として建設されたもの。建物の役割は大部分が牢獄や人質の監禁場所にあてられていたらしい。
エジプトゾーンより。
犬っ!って影絵やってるようにしか見えないw このライティングはずるいでしょ。
▲Anne-Louis Girodet de Roussy-Trioson / Pygmalion and Galatea
特に気になったのがこの絵画。
この部屋にあったどの絵画よりも輝きを放ってたっていうか... 妙に引き寄せられて目の前にあるソファに座ってずっと見てた。
そしたら絵の背景が火事で燃えて煙が立ってるように見えてくる。布をまとった人が裸の人に逃げるように促してるんだけど... 私も逃げたいの、でも着る服がないの。もうそういう風にしか見えなくなっちゃう。この子供の表情も俺が火をつけてやったぜみたいな、したり顔だし。
実際どんな状況の絵画なのかはわからない。美術品っていうのは作品を見て色々と想像を膨らませて楽しむものなのかな?それで合ってるのなら何だかルーヴル美術館に来て少しは感性が磨かれたような気がする。
外に出ると良い感じの暗さで、ルーヴル美術館もライトアップされてた。それにしてもピラミッドの中央を走る赤い稲妻は何なんだろう...っと思って調べたら2011年から現代アートプログラムっていうのをやってるらしい。
第4期目の赤い稲妻はフランスの造形芸術家クロード・レヴェック氏によるもの。正式名称は "Sous le plus grand chapiteau du monde"『 世界いちの天蓋の下で 』
あんまりよくないなぁと思うあたり、やっぱり感性が足らないのでしょうか?
今日行った場所
ルーヴル美術館
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