チェンマイの街歩きで迷子、そしてバンコクで過ごした最高の夜

バンコク行きの飛行機は17時半のチケットが取れた。だから夕方くらいまではチェンマイの観光が出来る。ただ地図を見る限りだと広すぎるから近場限定で。

どこに何があるかもわからず感覚だけで適当に歩いた。何かあってもそれが何だかわからない状況。知らない土地で迷子になるって相当楽しい遊び☆

タイに来たときから感じてたけど、タイ人は信仰深い民族だと思う。この木もカラフルな布で巻かれて敬われている。長距離バスなんかは交通安全のお守りとしてプアンマライを買う人もいた。ムエタイ選手の服装なんかも頭と腕にお守りがついてるし… バンコクの大都会でもプームがいたるところにある。

チェンマイはソンテウが主流のようだ。でもソンテウも場所によっては作りが違ったりする。ここのはちゃんと扉がついてるし色も統一されていてわかりやすい。

端っこまで行ったら SI PHAM CORNER と書いてある城壁に辿り着いた。この古い城壁がチェンマイの街に溶け込んでいて周りのお堀も良い雰囲気を出している。ここから一周するのはちょっと辛いから今度は路地の方へ行ってみた。

もうね、こういう道とか大好物なの。チラっと見える遺跡とか誘ってるとしか思えない。ちょっと路地に入っただけでもこういう場面はたくさんあった。

これとかね。民家に溶け込もうとしてる。

だけど見つかっちゃう、みたいな… でもただただ路地っていうのも好きなんだよなー。

チェンマイもパーイと同じでもっと時間が必要だ。城壁の中なんて一度も見てないし1週間くらい居ないと良さがわかんない。でもこの2つの街はなーんか気が合うような予感がするんだよなー。

とりあえず飛行機の時間も差し迫り空港へ向かうことにした。

チェンマイ空港はこんな感じ。人があまりいなくて閑散とした雰囲気。ここからバンコクのドンムアン空港へ飛び立つ。

チェンマイからバンコクへは約1時間のフライト。ここまでバスを乗り継いで13時間もかけて北上してきたのに… 何だか妙な虚しさを感じた。

ドンムアン空港へは一瞬で着いた。ここからチャトゥチャック・パーク駅へ行き MRT を利用。空港は少し離れた場所にあったのかタクシーを拾っても 700THB とか言われる。断ると「 はぁ？ 」って顏されたけど、そういった顏するってことは相場くらいなのかな？

不安だから長蛇の列に並び空港が管理してるタクシーを使うことに。駅に着いたら 1,000THB だって！えー。だからすっとぼけて 700THB でしょって言ったら渋々オッケーしてくれた。1,000THB 渡してお釣りを用意してるのかなーと思ったら… 100THB 札を見せてきて、お前が出したのこれだったよって言ってくる。そのときは出すときにたまたま 1,000THB 札を見て渡したからそんなことないって言えたけど… そこに確信が持てなかったら完全にぼったくられていたと思う。

チャトゥチャック・パーク駅からシーロム駅に着いたときにも面倒なことが。この電車でカオサンには行けないのかって2人組の外国人に尋ねられた。彼らはサウジアラビアから来てるようで地図を見せてこう行ったらいいよって教えてあげた。

そしたら 100 ドル紙幣を出してきて、これは日本だとのくらいの価値があるのか？サウジアラビアのお金はこんな感じだけど、日本のお金を見せてくれないか？と… あー、そういうパターンねーなんて思いながら早くカオサンに行ってこいとあしらった。

地球の歩き方にも書いてあるけど、お札を見てる間にその下で巧妙に抜き取るらしい。ちょっと見てみたい気もしたけどさっき騙されそうになったし付き合ってるほど心の余裕はない。

でも嫌いじゃない。

すっかり田舎に慣れてたからギラギラした感じが鬱陶しい。でもホテルに着いたらそんな嫌なことも吹き飛ぶほど良いホテルだった。

The Tawana Bangkok は4つ星ホテル！従業員の振る舞いが日本みたいでドアマンもいる。

部屋でなんか恐れ多くてタバコなんか吸えなくて… エレベーターホールに灰皿があるんだけどそこで吸ってた。

ワタクシ、ここに住めます！エレベーターホールでもいいから住みたい。4つ星のホテルでこれだから5つ星はどんな感じなんだろう？とりあえずバンコクでも調べてみたけど鬼のような金額だったから却下した。

夜はタイミングよくバンコクで知り合った勲くんから連絡があった。帰国日を覚えててくれてもう一度会いたいからとラオスから駆けつけてくれたのだ。嬉しー！飲みに行って日本でも会おうと約束をしてタイでの最後の夜を過ごした。