イカからクスコへ Cruz del Sur 社のバスで17時間の移動

ワカチナからタクシーでイカの中心部へと戻る。タクシーはその辺に待機してるから運転手に話しかければいい。料金は行きが10ソル（363円）だったのに対し、7ソル（ 254円 ）で行けた。

クスコまではリマからイカに来たのと同様に Cruz del Sur 社のバス。リマ発のバスがイカに寄り客をピックアップしてクスコに向かう。だから14時半発のバスだと思ってたのがリマを出発する時間だった。そのバスがイカに到着するのが18時半で4時間ほど暇が出来た。

外に出てタバコを吸ってるとタクシーの運ちゃんに1本くれと言われる。ここはタバコミュニケーションだと思い、この辺の安い食堂を教えてもらった。それからはどこから来たんだとか、これからどこに行くんだとかの話。

彼が一番興味を持ったのがワタクシの腕時計で、いくらか聞いてきた。適当にチープ、チープって言っても、嘘だろ〜なんてしつこく聞いてくる。これは日本製なのか？とか、ペルーでも手に入れられるのか？とか...

それで本当の金額を500ドルって言ったら両手をあげてわざとらしく驚いてた。じゃあ息子にプレゼントしたいから、それを350でどうだ？とタクシーの運ちゃん。それって350ドルじゃなくて350ソルでしょって言ったらめっちゃ笑顔w こういう冗談を言い合える現地の人と話すのは楽しい。

運ちゃんと別れて教えてもらった方向に歩き出す。イカの街は軽自動車のタクシーが目立つ。黄色く塗装しためちゃくちゃボロいタクシー。内装が剥げているのは当たり前。中にはドアを黒いガムテープで止めてるタクシーもいる。

遅めの昼食はこの通り沿いで済ませることにした。バス会社が密集してるエリアでは40ソル（ 1,452円 ）もする。この辺の店を何軒か見たけど6〜10ソル（ 218〜363円 ）が相場のようだ。

適当な店に入って食べたのがこれ、9.9ソル（ 359円 ）少し塩気の濃いチキンの下にはライス。何だかよくわからないペルードラマを見ながら食べた。

食後はまだ時間があるから周辺を散歩してみた。特に見所というような場所はなく、教会や綺麗な建物があったくらい。

土産物屋に混じり洋服屋があったから入ってみた。写真を撮りたかったけど NG で、鞄すら入り口で預けなければならない。ここでやっと着れそうな T シャツを見つけて2枚買った。

レジで支払いをしたら T シャツを入れた袋の中にレシートを入れられる。さらに袋にも複写したレシートをホチキスで止められる。レシートを入り口で渡して購入した証明をすると外に出られるシステム。ここまで厳重にしないと万引きが後を絶たないのかな？

それでも時間が余ってバス会社に戻りインカコーラを飲む、2.5ソル（ 91円 ）

アイスを食べる、2ソル（ 73 円）

幸いオリンピックが見れたから退屈はしなかった。だから18時半出発のバスが遅れてても気にならない。結局クスコ行きのバスは19時に出発した。

これから17時間の長時間のバス移動。料金は185ソル（ 6,716円 ）出発してすぐに夕食が配られた。

何故かワタクシ以外の乗客はナイフとフォークを使って食べている... どうやらネットで予約したときに食事も選べるみたい。とりあえず軽食を腹に流し込み、シートに付いてるモニタで映画を見る。...が、壊れてるみたいで画面はブラックアウト。

仕方がないから i-Pod で音楽を聴きながら車窓を眺め物思いに耽る。自然と眠気が襲ってくるまでこうして車内を過ごした。