格安航空会社のバニラエアが国際線において顧客満足度ランキング1位を獲得

安けりゃ何でもいい、ワールドトラベラーズ（ @KatsutoshiYuge ）です。

LCC はコスト低減を重視した旅客便を運航していて、サービスは必要最低限なものだけ提供されています。

それが一般的に認知された今では、安いのは当たり前というのが定着してきました。

では、価格が安くて当たり前の格安航空会社は他にどのようなところが評価されているのか？

オリコン日本顧客満足度ランキングが発表されているので見てみましょう。

参照LCC（国際線）の比較・口コミ

調査内容

アンケート対象者

このアンケートの対象者は過去1年以内に日本発着の国際線 LCC を利用した日本国内在住者で、2015年11月25日から12月1日の期間に20歳以上の男女1,208人が回答しています。

評価対象の LCC は事前調査で一定の人数が社名を上げた国際線15社。
（15社のうちトップ6社のみランキング）

評価項目

• 購入手続きのしやすさ
• 空港スタッフ
• 客室乗務員
• 機内環境・設備
• 座席の快適さ
• コストパフォーマンス
• 会社の信頼性

以上の7項目が評価項目となります。

上記の項目について満足度を100点満点で評価したものが、今回のアンケートの結果です。

それでは各評価項目のランキングを見ていきましょう。

購入手続きのしやすさ

最もポイントが高かったのが購入のしやすさ

旅に慣れている人なら海外の航空会社だろうが、どのようなサイトでもどうにか買うことが出来ます。

ただ、利用者の中には不慣れな人もいますし航空券の購入はできる限り簡単でわかりやすい方がいいでしょう。

格安航空会社を利用するにあたって、多くの人が航空券を購入する窓口の使い勝手を評価しているようです。

きちんと予約が出来たのか？支払はスムーズに行えたのか？そういった不安は誰しも抱くもの。

購入手続きがしやすくて簡単に確認ができれば、それが安心感にも繋がって利用者の評価も高くなります。

客室乗務員

同じ空間にいる時間が長い客室乗務員を評価

次にポイントが高かったのが客室乗務員。

一番接する機会が多いからこそ評価されている LCC は安心感があります。

笑顔で挨拶をしてくれる客室乗務員なら印象も良いし、対応も良ければまた利用したくもなりますよね。

空港スタッフ

バニラエアと peach は同率1位

常に上位に評価されているバニラエアと peach は空港スタッフも評価されています。

チェックインのときくらいしか接することはありませんが、やはり対応が良ければまた利用したくなるもの。

それだけで良い気分にもなれますし、旅への高揚感も失うことなく旅立てます。

また、じわりと順位を上げてきたジェットスターですが、それでも下位への評価は変わりません。

ジェットスターは低空飛行

Photo credit : https://ja.wikipedia.org/

ここで気になるのがジェットスターの評価されなさ。

前の項目でも下位に評価され、顧客の満足度は得られていない様子。

これはワタクシも感じたことがあるのですが、ジェットスターの対応はお世辞にも良いとは言えないものでした。

付加価値税の払い戻しを現地で行いたかったのですが、ジェットスターの都合で大幅にチェックインが遅れ、飛行機に乗るまでの時間が押し迫っていたのです。

するとジェットスターのスタッフからは成田空港でも出来るから早く乗れと言われ、付加価値税の払い戻しを行わずに飛行機へ乗りました。

そして成田空港に着いて付加価値税の払い戻しを行いたいとジェットスターのスタッフに尋ねると、それは現地でしか行えないと言われたのです。

成田空港でも出来ると聞いたから付加価値税の払い戻しを行わずに飛行機へ乗ったのに、現地のジェットスターのスタッフが言ったことは、こちらではわからないと突っぱねられました。

嘘を吐かれて言い逃れをしたことに対して腹を立てた記憶が蘇るけど、オーストラリアへ行くにはジェットスター以外には考えられないのも事実です。

コストパフォーマンス

各社とも一定の評価

格安航空会社だから航空券が安いと思われているのは当たり前。

価格は妥当な金額の提示が出来ていなければ評価はされないでしょう。

この結果は半数以上の回答者が満足している証拠ですね。

会社の信頼性

上位を維持していた peach が陥落

Photo credit : https://en.wikipedia.org/wiki/

ここで言う会社の信頼性とは運航の定時性や遅延・欠航時の対応のこと。

飛行機が飛ばなくて違う飛行機へ乗ることになったりするのは、格安航空会社ではなくてもあり得るトラブルだ。

そういったときにどのような対応をするかで顧客の満足度は変わってくる。

誠実に対応すれば評価を著しく下げることもないでしょう。

そう考えると peach にとっては大きな痛手。

機内環境・設備

5冠を達成したバニラエア

客室乗務員、空港スタッフ、コストパフォーマンス、会社の信頼性で首位だったバニラエアは、機内環境・設備でもトップに立ち5冠を達成。

他の追随を許さない圧倒的なサービスで顧客の満足度を満たしています。

一方で…

半数も満たせなかったエアアジア X

Photo credit : https://en.wikipedia.org/

明暗を分けることになったのがエアアジア X です。

ここにきて半数を下回る評価を受けてしまい、更にトップと10ポイントも差をつけられての最下位。

機内環境や設備は所有している飛行機にもよるから仕方がない部分もありますが、他の項目でもパッとしない評価だったので改善の余地があります。

座席の快適さ

ジェットスターがワンツーフィニッシュ

最後の項目ではジェットスターが活気づいてワンツーフィニッシュを決め、堅調だったバニラエアや peach は評価を得ることが出来ませんでした。

この項目も機内環境・設備と同様に飛行機によって差が出るので、今後の改善によってジェットスターが LCC の顧客満足度にて首位に立てる可能性は十分にあります。

評価項目総合

顧客満足度ナンバー1はバニラエア

Photo credit : https://ja.wikipedia.org/

日本の格安航空会社であるバニラエアが、5冠を達成して首位を獲得しました。

更なる高みを目指すとしたら座席の快適さくらいで、これは飛行機の問題になるから改善は難しそうです。

しかし、バニラエアは2016年9月14日（水）より新しいサービスを開始します。

本邦初の以遠権でベトナムへ

成田から台北を経由してホーチミンへの就航が開始されます。

リンクついにベトナムまで片道約1万円の時代が到来

このサービスを開始することによって、更に顧客の満足度を獲得することができるでしょう。

各社とも切磋琢磨して、より良い空の旅ができるよう期待したいですね。

格安航空券について

各社 LCC の拠点

• バニラエア：日本
• peach：日本
• チェジュ：韓国
• ジェットスター：オーストラリア
• ジェットスター・アジア：シンガポール
• エアアジア X：マレーシア

評価対象の LCC はそれぞれの国に拠点があります。

ちなみにジェットスターは他にも、ベトナムにジェットスター・パシフィック、日本にジェットスター・ジャパンが就航しています。

格安航空券の探し方

リンクスカイスキャナー

こちらから各社の格安航空券を探すことができるので、本当に安いのかどうかその目で確認してみてください。

ワタクシが世界一周旅行をしたときに重宝していたのがこの方法となります。

色々と試してみたけどこれが一番でした。

まとめ

宿はただ寝るだけの場所だからお金を掛けたくないのと同じように、飛行機はただ移動するだけの手段でコストパフォーマンスを重視します。

人によって価値観は異なりますが、一番にお金を掛けるべきは体験だと思っているので、各社の競争に期待して更に安く海外に行けるようになればいいなと思っています。