セント・ポール大聖堂とロンドン塔とタワー・ブリッジを再訪
2014/11/14
昨日は夜遅くまで起きてて色々と調べ物をしてた。そしたら当たり前のことなんだけど英語圏の人って寝言も英語なのね。今の宿では3段ベッドの真ん中が充てがわれてるんだけど... 上の段と下の段で寝言で会話してるのがウケた。
さて、本日の予定は昨日振られたセント・ポール大聖堂とロンドン塔へ行く。そしてライトアップされたタワー・ブリッジの写真を撮ろうと思う。セント・ポール大聖堂の16時終了に合わせて15時着を目標に宿を出た。
で、着いたはいいんだけど... ここ世界遺産でもないのにお金取るのね。しかも16.5ポンド( 2,855円 )とかいい金額がする。
このエントランスではクレジットカードしか使えなかった。そして例によって大聖堂内の撮影は禁止。中はウェストミンスター寺院に似たような雰囲気。
壁画や天井画はただの絵ではなくてキラキラ光っていた。そして大聖堂の一番奥にあるイエス礼拝堂と米人戦没者記念礼拝堂が圧巻。ステンドグラスは大きくて綺麗だし、ワタクシの身長よりも高い金の十字架が立ってた。
恐らく価値もワタクシより高いのだろうけど... 見応えのある建築物の美しさに、しばらく見とれていた。大聖堂内部を一通り見てから、ささやきの回廊という場所へ向かう。
入り口には一方通行の道は急で狭く、257段の階段があるから病状の方は遠慮してくれとのこと。ワタクシはいつも通りこういうのはササッと登ってしまう。
階段は急とは言ってもこの程度。ささやきの回廊は大聖堂のドームの内側に近い場所を一周できるところだった。だから天井が近くて天井画がよく見える。大聖堂を上から見下ろすことも出来てなかなかない造り。ここでは壁に長椅子が設置してあって移動以外で立ってると怒られるw
ささやきの回廊を見終わると、もうひとつ上に行くことが出来た。今度は石回廊というところで、さらに119段の階段を上る。ここは入り口に書いてあった通り狭くて急な階段。でも一螺旋ごとに椅子があって休める。
ここまで来ると地上 53m からの景色が見られる。回廊とは言っても半周しか出来なかった。ここからの眺めはこんな感じ。
さらに上には黄金回廊があり、152段の階段を上り地上 85m の場所に出る。ここではより狭く急な螺旋階段を上り、ワタクシの身長でも屈まないと通れない場所もあった。でも大聖堂の裏側を見ているような感じで何だか楽しい。
黄金回廊は人ひとり通るのがやっとで狭く、すれ違うのに観光客で渋滞していた。ロンドン市内を一望できる場所のひとつとして人気のある観光地なんだろう。今日の天気は晴れたり曇ったりで空が幻想的な雰囲気を醸し出していた。
光の筋が神々しすぎる。長くは滞在できなかったけど意外と満足することが出来た。帰りは下り専用の階段を下りる。螺旋階段が左右どちらの向きもあったのは目が回らないようにってことなのかな。
セント・ポール大聖堂には1時間くらい滞在して次はロンドン塔へ向かった。ウェストミンスター寺院に続き、イギリス2か所目の世界遺産。塔というよりは城に見えるのは気のせいだろうか...
入場料は22ポンド( 3,806円 )世界遺産だしこのくらいの出費は仕方がない。プルプル震える手で財布から20ポンド札を取り出して渡す。
このロンドン塔は調べたら中世に築かれた城塞なんだとか。正式には女王陛下の宮殿にして城塞と言われるらしい。なんで塔なのか知らないけどやっぱり城だった。城壁の中は小さな街のような造り。教会や実際に人が住んでいそうな家屋など...
一周ぐるっと回れるコースになっていて入れる建物には全部入った。特にクラウン・ジュエルと呼ばれる場所には度肝を抜かれた。撮影禁止の場所で最初は細かく装飾された剣に見とれる。鞘なんてボルドー色のベルベットで覆われて金の装飾品が施されている。さらに歩くと鞘と柄の部分に宝石があしらわれて、剣の刃の部分に絵が描かれたものまでも... イメージ的にはダマスカスなんだけど模様じゃなくて完全なる絵でデザインされたもの。
あとは戴冠式に使われるオリジナルウェポン。見た目は棒状の先にトロフィーが付いてて、さらにその上に王冠が乗ったような感じ。全て黄金で出来ていて長さは 1m くらい、それが10本並んでたりする。
その他には冠、オーブ、指輪等、様々な宝物が保管されていた。中でもすごかったのが巨大なダイヤモンドが付いた王笏。展示は2列の動く歩道に挟まれた形で立ち止まって見ることが出来ない。

Photo credit : http://designlifenetwork.com
この石は偉大なアフリカの星( The Great Star of Africa )と呼ばれ、カリナンという。1905年に南アフリカのカリナン鉱山で発見されて、当時では史上最大のダイヤモンド原石だった。その鉱山の所有者であるサー・トーマス・カリナンにちなんで、カリナンと命名された。
これをカットダイヤモンドにするために9つの大きな石と96個の小さな石となる。9つの石にはそれぞれカリナン Ⅰ〜Ⅸ の名が与えられ、この王笏に付いてるのはカリナン Ⅰ だ。今では世界で2番目に大きなダイヤモンドなんだそう。

Photo credit : http://www.telegraph.co.uk/
王笏と大英帝国王冠とオーブ、全てを身につけた戴冠式のエリザベス女王。カッコ良すぎる!!!当時の映像がプロジェクターで壁に映し出されてるんだけど最初から最後までしっかりと見た。ロンドン塔ってただの城塞で歩いて回るだけなのかと思ったら良い意味で期待を裏切られたな。
じっくり見てたらあっという間に営業時間が終わっちゃった。ここからはタワー・ブリッジも見ることが出来るしロケーションも良い。さぁ、次はあの場所へ行くぞ。
昨日は素通りしたタワー・ブリッジ、今日はくまなく見てみることにする。ロンドンオリンピックで何度も見たけど、やっぱりカッコいい。橋と言うか門のような存在感のある佇まいだ。
テレビではこういったアングルでよく見る。だから限りなく横に近い場所から見てみた。
タワー・ブリッジって横から見てもカッコいいんだな。続いて橋の下はどうなってるのか見てみたくて...
橋の麓はこんな感じ。
タワー・ブリッジへと続く階段。
上るとこういった景色が目に飛び込んでくる。
背の高い2つの塔に目を奪われがちだけど、よく見ると外側にもゲートがあった。
インフォメーションまでの道は青いラインが引いてあるんだけど... 猫の足跡になってるのは知らなかったでしょう。
こんな感じで歩いてるとタイミングよく跳ね橋が開いた。
急いで駆け寄って開くところを動画撮影。
先に逆車線のゲートが開いて自転車とバイクが橋を渡って行く。反対側から来た自転車が何だかツールドフランスみたい。日本では見られないロンドンの日常を垣間みた。
背の高い2つのゲートの内側も水色でペイントされている。このゲートの上部に渡されてる橋を下から見るとこんな感じ。
せっかくだから開くところを跨いでみた。
橋を渡りきって外側のゲートの階段を下りたら麓はバーになっていた。
ロンドン塔を17時30分に出てから日が落ちる20時すぎの3時間くらいこうして時間を潰す。ライトアップは待った甲斐もあって綺麗に写真に収めることが出来た。このブログの読者様は待たずにどうぞご覧下さい☆
どうだろう、タワー・ブリッジに行った気分になれたかな?これで1回目のロンドン観光は終了。次に来るのは5月に入ってからになりそうだけど... ゴールデンウィークとかぶるし日本人がたくさん居そうだな。
今日行った場所
セント・ポール大聖堂
Google Maps
https://goo.gl/maps/p3NDm
ロンドン塔
Google Maps
https://goo.gl/maps/IZoq9
タワー・ブリッジ
Google Maps
https://goo.gl/maps/t7PZF
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