クイアバからブラジリア経由でブラジル最後の都市リオデジャネイロへ

クイアバからブラジリア経由で30時間かけてリオに来た。長距離バスではコロンビア人が半分くらい乗ってたんだけど... その誰もが次の試合のチケットを持ってないという ^^;

隣に座ったコロンビア人のオスカルと仲良くなってその事実を知る。まさか持ってるとは言えずに現地で買えたらいいねーと話を合わせた。オスカルはお菓子をくれたり英語で話しかけてくれたりすげーいい奴。

コロンビア人の会話に混ざれるようにと英語で通訳してくれたり... おかげで長距離移動のバスも退屈しないで済んだ。

それからブラジリアのバスターミナルから一緒にタクシーで空港へ。空港でもフライト時間までご飯を食べたり話したり... 英語も聞き取りやすく会話レベルを合わせてくれたから助かった。

チェックインではカウンターの人と妙なやり取りをした。たまに確認のために行き先を聞かれることがあるんだけど... リオに行くと答えると、ヒオ？と聞かれる。いやいやリオだよーって言ってもヒオと言われる ^^; ヒオ？いや、リオだ。ヒオ？の繰り返しｗ

最終的にはカウンターの人にジャネイロ？と聞かれ、そうだと言った。ジャネイロなんて妙にカッコいい言い方するじゃねーかと思いつつ... なんでこんなやり取りしてるんだろうと疑問に思う。

あとでわかったけどブラジルでは単語の頭に R が来る場合、ハヒフヘホの発音になる。だから通貨のレアルもヘアルになって、複数形のレアイスはヘアイスになる。このことからリオのことをヒオ、もしくはジャネイロと言い始めるようになった。

そんなやり取りが終わるとアビアンカ空港はまさかの時間通りボーディング。いつも遅れるから遅れてないと何だか気持ち悪い... ただ、席について待ってるといつまで経っても出発しない。結局40分遅れて出発していつも通りだなと安心した。

リオには20時20分に到着して外は真っ暗。疲れてたのもあるしタクシーで予約した宿まで行こうとしたけど... 荷物を載せて住所を運転手に見せるもわからないとのこと。

するとほかの運転手が近づいてきて俺が連れてってやると言いだした。ヨボヨボのおじいちゃんだったんだけどベテランなのかなと思って乗ることに。まぁ、行ってくれるなら問題ないと思いタクシーを変え出発した。

そしたら常に白線の上を走るわ、ライト付けねーしシートベルトもしない。挙句の果てには赤信号で止まってる車にクラクション鳴らしたりするからねｗ こいつ本当に大丈夫かよとソワソワしながら乗ってると実はいい奴だった。

無線で行き方を調べてもらったり何やらやり取りをしてる様子。でもそれがずーっと続いて不安になってきた頃に運転手の携帯が鳴りだす... 少し話したあとに変われと携帯を渡され「 ？！ 」ってなった。

そしたら電話口には日本人が出てどうしたんですかと。事情を説明すると宿のオーナーに変わってもらって運転手に行き方を伝えてもらった。どうしたら宿のオーナーからタクシーの運転手に電話がかかってくるんだろう...

しばらくすると宿に着いた。でもそこがとんでもなく危なそうな場所... だから宿のオーナーにゲートまで迎えに来てもらった。

これは昼間に撮った写真なんだけど、まずは車が入れるセキュリティーゲートをくぐる。右奥には住宅街への入口があって、そこにもセキュリティーゲートがある。さらに宿にゲートがあって玄関があってと、入るまでに4つの扉を開く必要があった。

こんなに厳重だから安心！なんてことはなく、逆にそこまでしないと危ないってことでしょ？しかもセキュリティーゲートは開けられるように、ガチャっと閉めないのが暗黙のルールみたい。それじゃ扉の意味ないじゃーんと思いつつも郷に入れば郷に従えと扉は完全には閉めない。

こんな場所を拠点にしてリオで過ごすのかと思うと色んな意味でドキドキする。マラカナンスタジアムの近くって理由だけで予約したのが失敗だったかな... とりあえずリオには着いたしこれからどうやって楽しむか考えよう。